☑2035年に向けて、正社員を無くす働き方改革
https://dot.asahi.com/wa/2016092800195.html
☑年金受給年齢の引き上げ
https://www.moneypost.jp/326687
将来が不透明で不安を抱える方も多い時代ではないでしょうか???
大手各社が副業解禁を実施し、新たに何か始めようと考えていても
「何から始めれば、どうやって始めればいいのか、分からない」
そうした方に向けて書いていきます。
①どういう状態が理想的なのか?
もっとも陥りがちな失敗パターンが
「とりあえず投資でも始めてみようか」
です。
人間には、身近にある「稼げそうな話」に飛びついてしまう心理があるようですね。
ただ、副業を始めるにあたっては注意して頂きたい。
なぜなら、
【どのような理想を描くかによって、稼ぎ方は大きく異なる】
からです。
・忙しくは無いが、あと5万円/月の収入が欲しい
・お小遣いを増やしたいが、会社が忙しい
・会社を辞めて独立したい
・親しい人の手術で半年以内に300万円が必要だ
・将来の年金や老後が心配だ
例えば、【将来の年金や老後が心配】という方に対して
半年で300万円稼げる投資の話は必要ありません。
一方で【半年後に300万円必要】という方に対して
年利が10%の定期預金の話は必要ありません。
最も大事な事は、
【稼いだ先にどのような理想を描いているか】
という事なのです。
理想のライフスタイルを送るには???
もし、ライフスタイルを自由に決められるとしたら?
好きな時に
好きな所で
好きな人と
好きな事を
好きなだけ
そんな事がもし本当にできるとしたら???
なんだかワクワクしちゃいますね(笑)
そんな、あなたの理想を実現するためのエッセンスがあります。それは
1.時間
会社で雇用されながらでも、実現できるか?
我慢せず、ストレスフリーな状態を実現できるか?
2.お金
年収を上げる必要があるか?
まとまったお金は必要か?
3.仲間
喜びや達成感・充実感を共有できる仲間は必要か?
協力できる仲間は必要か?
4.家族
支えてくれる存在は必要か?
励みになる存在は必要か?
5.健康
常にベストパフォーマンスを発揮できる状態か?
長期的に継続可能か?
理想を描くときに、
5つのエッセンスがそれぞれどの程度必要なのか?
を考える事で、それに応じた稼ぎ方が見えてきます。
②その為に必要な収入と貯蓄
理想を実現するにあたり、重要になるのが
この収入(flow)と貯蓄(stock)
という考え方です。
収入(Flow)と貯蓄(stock)の違い
以下のAさんとBさんを比較します。
・貯蓄(stock)が300万円のAさん(年収は1,000万円/年)
・貯蓄(stock)が1,000万円のBさん(年収は300万円/年)
この場合、AさんとBさんでは
・買えるもの/所有するもの
・ライフスタイル
・手を出せるビジネス
何もかもが異なります
借入れやローンという手法を除けば
Bさんの方が何かを購入したり投資したりできる選択肢は多いという事になります。
いざという場合でも、「きっと大丈夫」という安心感が得られます。
一方で、固定費にあまりお金をかけられないので、ライフスタイルはAさんに比べて質素になります
※固定費:家賃や日々の食費、娯楽費など
Aさんはストックは少ない代わりに収入が多いので
Aさんの方がライフスタイルは豊かという事になります
一方で、いざというとき(手術や入院費・大きな金額が必要なとき)への対応力はBさんに比べて劣ります
理想の収入(flow)と貯蓄(stock)を考える
理想の状態、例えば
・やりたい事/やってみたい事
・やってあげたい事
・欲しい者/所有したい者
・その他ありたい姿
具体的には、
➡タワーマンションに住む
買う場合:頭金(貯蓄)とローン(収入)
借りる場合:家賃(収入のみ)
➡独立起業する
開業資金(貯蓄)と運営資金(収入)
など
これらを考える際には、
それに必要なお金を、収入と貯蓄に分けて考えてください。
努力よりも選択の質
理想のライフスタイル、すなわち
理想の収入と理想の貯蓄を実現するにあたっては
それ相応の稼ぎ方を選択する必要があります。
特に注意して頂きたいのは
【一見、効果の無い努力も継続し続ければ成就する】という誤った考えを捨てる
という事です。
誤ったやり方で、人の2倍の努力をすれば
誤った目的地に2倍の速さで到達するだけです。
理想に応じた稼ぎ方とは???
お金の稼ぎ方は大別すると以下の4種類だといわれています。
出典:金持ち父さん 貧乏父さん(著:ロバート・キヨサキ)
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本) 中古価格 |
詳しく知りたい方は、読んでみる事をお勧めします
上記は、キャッシュフロークワドラントと言って、
金持ち父さん 貧乏父さんの著者であるロバート・キヨサキ氏が提唱しているものです。
Eクワドラント:Employee(従業員)
自分の時間を雇用主に買ってもらう手法。
そのため、自分の能力の高さや経験など
【自分がいかに使える人間か】を
雇用主にアピールする必要がある
稼ぐためには
・より長い時間働くか
・単価(時給)をより高く設定する
必要がある
Sクワドラント:Small Office/Self Office(個人事業主)
個人の開業医や士業、
八百屋、自転車屋、飲食店などの個人事業主が該当する。
最近では、メルカリ・E-bay転売などが流行っている
Eクワドラントと同様に、稼ぐためには
・より長い時間働くか
・単価(時給)をより高く設定する
必要がある
Bクワドラント:Business Owner(マネージャー/オーナー)
組織を持つ社長(マネージャー)や
著作権・印税・版権のどの収入が得られる権利を持つ者が該当する。
※基本的に社長業がBクワドラントに該当するが、
「自分がいないと会社が回らない」と言う社長は、
Sクワドラントに該当する。
S及びEクワドラントとは異なり
自分以外の人間の力を借りて収入を作るため
人数が増えるごとに収益性が高くなり、大きな収入を得やすい。
また、自分の仕事をどんどん下に任せていけば
人数が増える/収入が増えるごとに、自分の自由な時間が増えていく。
Iクワドラント:Investor(投資家)
お金にお金を稼がせる世界。
自分の労力や時間はほぼ使わない。
勘違いされやすいが、
例えばデイトレード(1日の中で何度も株やFXの取引きを行い、収入を得る手法)を
行っている方の大部分は、
IクワドラントではなくSクワドラントに該当します。
トレードを行う自分が何もしなければ収益は得られませんし、
1日中PC画面に張り付いていなければならないからです。
投資家とは、例えば
家賃収入などの不労所得や売買差益を目的として不動産を所有したり
株の配当・ファンドへの投資によって、資産収入を得ている人を指します。
自分の理想を描いたとき
どの働き方が最も理想に近づけるか?
を考慮する必要があります。
ちょっと余談
余談ですが、3rd-placeでは
こうした稼ぎ方の違い・資産形成の方法を
実際に体感しながら学習できるキャッシュフローゲームを開催しています。
学習意欲の高い方は、是非参加してみてください。
絶対にお金をかけない事
先ほどのESBIのうち、新たに副業を始めようと考えている方の多くは
Sクワドラント:Small Office/Self Office(個人事業主)の稼ぎ方
・せどり(古本転売)
・ヤフオクやメルカリ、ebayを利用した転売
・アフィリエイト
・株やFXの短期トレード
もしくは
Bクワドラント:Business Owner(ビジネスオーナー/マネージャー)
・イベント主催
・ネットワークビジネス
・転売/FX/株のコンサルティング
の稼ぎ方が主流かと思います。
どの副業を行うにしても、重要なポイントがいくつかあります
その①お金をかけない事(小資本で開業出来る事)
副業を始める時に最も多い失敗パターンが
初めての経験に関わらず、「必ず儲かる」と思っているという事です。
一勝九敗(著:柳井 正 ファーストリテイリング代表取締役会長※ユニクロ)にもあるように、
失敗することを前提に考えることが重要になります。
新品価格 |
したがって、
・虎の子全額を使って一世一代の企業 とか
・失敗したら取り戻せないほどの借金 とか
言語道断です(笑)
失敗を前提に何度でもチャレンジ出来る環境を整えることが重要です
その②見本/在庫を抱えない事
特に、補正下着の代理店や
日用品販売の連鎖販売取引に多いのが
この見本/在庫の問題です。
基本的に、自らビジネスをすると決断した以上は全て自己責任ですが
家の棚に山の様に買い込んだ在庫が
結局売れずに、Yahooオークションに1割以下で流れたり、
そのままゴミとして捨てられてしまう事態が発生します。
つまり在庫=リスクという認識が重要となります
その③定期収入になるものを選ぶ
副業を始める場合、
基本的には単発的な収入よりも
継続的な収入UPの方が望ましいです。
※もちろん理想の状態や稼ぐ目的にもよりますが。
その為、単発の取引きを行うより
リピーターや長期契約の取引きの方が望ましいといえます。
その④利益率の高いものを選ぶ
こちらも、副業初心者が陥りやすい失敗パターンの一つです。
それは、【良いものを安く】という精神です。
良いものを安く仕入れて、薄利多売するのは
資本体力の大きな企業の得意とする分野です。
ビジネスに絶対はありませんが、
大企業と価格勝負は100%絶対に勝てません(笑)
小規模事業者には小規模事業者の勝ち方があります。
それは、ニッチ市場で高付加価値を提供するというやり方です
成長市場で稼ぐ
小規模事業者の勝ち方、それは、
ニッチ市場で高付加価値を提供する
と書きましたが、併せて重要な考え方があります。
それは、ブルーオーシャンとレッドオーシャンです。
・ブルーオーシャン(敵がいない、成長市場)
➡水素、AI、ロボット、クリーンエネルギー等
・レッドオーシャン(敵だらけ、成熟市場or衰退市場)
➡日用品販売、転売など
ある程度大きな収益を見込みたいのであれば、
今後成長が見込まれる産業にチャンスがあります。
具体的には、
・国が推進している
・大手企業(東証一部上場会社など)が投資/開発している
・有名投資家が注目している
など
さいごに
お読み頂き、ありがとうございます
当ブログ管理人のAsumiです。
中小企業診断士として
起業・副業・保険・積立などなど、様々な内容のご相談も承っています^^
何か比較検討になるお話は出来ると思います^^
お気軽にご連絡ください♪